なっさんの もうしおくり from マラウイ

青年海外協力隊、看護師としてアフリカはマラウイにて活動中。マラウイでの生活や協力隊のことをゆるーく書いています。

マラウイ全土で学校が休み ~先生のストライキ~

今日からマラウイ中のプライマリースクール(日本の小学校~中学校)、セカンダリースクール(日本の中学+高校)でストライキが行われております。


ストライキは先生たちによるもの。


どうやら原因は、政府から1月に支給されるはずの〝生活費”という手当てが未だ未支給、また、給料も数か月未払いのためとのこと。


政府が支払いを延期しているため、マラウイ中の全ての公立のプライマリー、セカンダリーの先生たちが給料・支給を受けていないとのことで、マラウイ全土でのストライキとなりました。

マラウイではこのようなことが教員に限らず、病院等至る所で頻回に起こっているため、住民や生徒に混乱は無さそうでした。

 

学校が休みになるので、町は朝っぱらから子供達であふれかえっています。

 

ちなみに、〝生活費”は半年に1回支給されるもので、プライマリーの先生達は28,000MK (約4,000円)もらえるそうです。

給料は21,000MK (3,000円)/1か月 とのこと。

セカンダリーの先生達はいくらもらえるのか分かりませんが、プライマリーの先生よりかなり給料は良いようです。

マラウイの平均年収が300ドルであることを考えると、先生たちは良い給料をもらっているんですね。

 

ところで、このストライキ、何故か生徒も教員も全員朝一で学校に行きます。

ストライキ続行であれば生徒は家に帰され、教員は学校の敷地内で木の下に座ってお喋りだそうです。

…何故? どうせ授業しないなら先生達も家に帰って好きなことすればいいのに。

どうも、ストライキ中も帰っちゃダメだそうです。 不思議。

 

まぁ、ストライキ自体は良いのですが……困ったことに、私も授業ができない!!!!!!!

今週は3校、5クラスで授業の予定があったのに恐らく、全てキャンセルでしょう。いつまで続くのやら。

おーーーーーい。勘弁してくれ。

 

教員枠で来ている隊員達はストライキが起きると、
ストライキで授業がなくなると生徒が可哀想だから、せめて自分だけは授業はしてあげたい…けど、同僚の先生達はそれを良く思わない…という葛藤があり大変、と聞いたことがありますが
まさか自分の身に降りかかろうとは!!

 

政府が支払い予定日を決定or支払うまでこのストライキは続くとのことで、
先生たちに聞いても、数日?数週間?といつまで続くか不明です。

 

今週中には収束しますように。