なっさんの もうしおくり from マラウイ

青年海外協力隊、看護師としてアフリカはマラウイにて活動中。マラウイでの生活や協力隊のことをゆるーく書いています。

ラジオ体操をやらせてみた ~体操以前に問題だらけのマラウィアン~

ラジオ体操をプライマリースクールで教えてみました。


一応、目的としては
・運動
・運動習慣の獲得


で、あとは「マラウイの子供にもできるかな?」という好奇心


学童の必要運動時間は1日1時間。マラウイでは体育の授業はないため、学校以外で運動が必要になります。


小さい子供は日頃から外で思いっきり体を使って遊んではいますが、成長と共に運動の機会が減っていきます。

(畑仕事をしている男性は除く←大抵の男性は引き締まって、とってもいい体つきをしています)

子供がいる女性はとてもふくよかな人が多く、あまり運動をしません。

また、プライベート(お金持ち)の学校の中には、休み時間は制服が汚れるような遊びは禁止、というところもあるようです。

 

ということで、どのような運動が良いのかを知ってもらい、運動習慣を身に着けることを目的としてラジオ体操をしてみました。

ラジオ体操は、正しく行えば短い時間で約600ある筋肉のうち、約400も動かすことができるとても画期的な運動です。

約90年日本で親しまれてきただけありますね!

 

さて、実際に行ってみた感想は

 

カオス

 

運動以前に、問題が山積み。

まず、
・教室から外に出たら数人は消えた(と思う)
・他の学年の子供達が寄ってきる(元の生徒数でも120人くらい)
・整列できない
・他の人にぶつからないように広がる、ができない
・外人(私)に少しでも近づきたくて揉み合いに

 

そして、「体操の隊形に開け」ができないので、
・私が見本を見せてもスペースがないためそれ通りできない
・私に大人数が近寄りすぎて、多くの子供が私の運動している姿を見れない

 

はい、こんな感じ。外国人大人気です。

f:id:nassan0220:20170609025615p:plain

 

少しでも側にいたい!そんな気持ちはありがたいのですが、とりあえず落ち着け。

 

あとは、
・体を後ろに倒すなど、マラウィアンが普段全くやることのない動作で歓声、笑いが起きる

こんな感じでしょうか。

私の想像とは全く違うラジオ体操の時間になりましたが、次回は整列・少人数から始めてみたいと思います。

大抵、マラウイでは予想通りには物事は運びません。そんな生活がとても楽しいです!(疲れますが)