なっさんの もうしおくり from マラウイ

青年海外協力隊、看護師としてアフリカはマラウイにて活動中。マラウイでの生活や協力隊のことをゆるーく書いています。

活動報告会、安全総会

活動報告会は職種別に看護師・理学療法士、理数科教育、青少年教育、コミュニティ開発からそれぞれ1人ずつ、5人の隊員とそのカウンターパート(活動上のパートナーのようなもの)が自身の活動を発表しました。

目的は、隊員が自身の活動の参考にしたり、また、カウンターパートや所属先の人を1人招待しているので、日頃の感謝を表す。とのこと。ホテルのブッフェランチ(8000Kw)付き!

発表を聞くのは面白かったです。特に医療系以外の分野の活動をしている人達。普段分野が違う人が何しているか知らないですからね。

翌日は全総。昨年、JICA関係者7名がバングラデシュで起きたテロに巻き込まれて亡くなりました。それから、年1回の開催だった安全総会は年2回になりました。隊員たちの安全意識の向上の為です。

全総会の後は、これまでに任期中に亡くなったマラウイ隊員の慰霊祭がありました。

派遣が始まってから現在までの約50年の間に12名のマラウイ隊員が亡くなっています。2名の方はマラリアで亡くなっています。数年前まで、マラリア予防薬の内服は義務ではなかったそうですが、現在はマラウイ隊員全員内服義務があり、感染率はかなり低くなりました。

その他の主な原因は交通事故。12名の隊員の中の6名は同じ交通事故が原因で亡くなりました。任国外旅行中の事故で、全員同じバスに乗っていたそうです。

私達、「青年海外協力隊の1番重要な任務は、生きて帰国すること」これは私たちが派遣前に日本で訓練を受けている時から繰り返し言われることです。また、現マラウイ事務所所長は「あなたたちが無事に帰国できたら、私の仕事の9割は成功したようなもの」と言います。

2000年を最後に、マラウイで亡くなった隊員はいません。これからもこの状態が続くように健康と安全に注意していきたいと思います。