なっさんの もうしおくり from マラウイ

青年海外協力隊、看護師としてアフリカはマラウイにて活動中。マラウイでの生活や協力隊のことをゆるーく書いています。

難民キャンプ in カロンガ

今日は土曜休み、ということで、コミュニティ開発隊員のニャモヨさんと一緒に朝食タンザニアスープを食べ、難民キャンプに行き、昼から彼女が活動している村のミーティングに参加してきました。

タンザニアスープ。

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このお店は家から徒歩5分くらいのところにあり、重宝しています。お腹が満たされたところで、難民キャンプへ。

前に紹介したDZALEKAの難民キャンプはマラウイ最大の居住地でしたが、ここはそのDZALEKAに移る前に短期間滞在するところのようです。

今回もコンゴの方達が多かったです。パッと見、約50人。f:id:nassan0220:20161120173025j:plain

食事はWFP(国際援助機関)から、一人当たり一日450gのシマ粉、同量のシリアル、50gの豆が配給されています。水はキャンプの中に井戸(ポンプ式)があります。

野菜や肉、魚、フルーツ、飲料等は自分たちで購入します。(マンゴーの樹はその辺りにたくさん生えているので、買わずに自分で採る)

医療は、マラウィアンと同様、近隣の病院に無料で受診できます。教育は、ここは短期滞在用なので学校等はありません。長期滞在用キャンプへ移動したら教育を受けられます。

キャンプの管理者によると、公に苦情を入れる人もいないとのことで、食事面以外では特に問題なく運営できているそうです。

ただ、DZALEKAの難民キャンプが近々閉鎖されるとのことで、カロンガの一角にも長期滞在用のキャンプ(居住区)が作られる予定なのですが、こちらは短期滞在とは違い、住民たちから反対意見が出ているそうです。

主な問題は、土地。現在マラウイの人口は年々増えています。このあたりの人々は主に農業で生計を立てているのですが、水不足による農作物の不作や、インフレ、物価・地価の上昇もあり、家を建てる場所、農業をする土地が不足…までいかないまでも、昔の有り余っていた状況からは一転して余裕がなくなってきています。近隣住民たちは危機感を持っており、難民キャンプ建設に反対しているのだそう。

最貧国の一つマラウイ。多くの問題を抱えつつ、それでも難民を受け入れ続けます。今後、どうなっていくのでしょうか。

 

ちなみに、難民キャンプの隣には、刑務所があります。特に柵もなく、逃げようと思えばすぐにでもできそうな雰囲気です。中には畑があり、毎日農作業をしています。

白い服を着た囚人たち。

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この辺りは治安は悪くないのですが、この囚人たちがガラが悪い…よく刑務所外での仕事で外に出ているのですが、私の姿を見つけるなり、チャイナ、チャンチュン(中国人に対する侮辱)、お金くれ!!!と大声で行って来たり、あからさまに馬鹿にしたような現地語を投げかけてくることがあります。腹の立つ…

そして、この2つの施設、何と私の家から徒歩5分、ニャモヨさんの家から徒歩1分でした!ペパーニ(可哀想に)ニャモヨさん。。。

午後はニャモヨさんの来週の活動かまど作りの打ち合わせでした。詳しくは次回書きます。

そんな訳で、充実した休日でした!